令和7年度の ESAT-J 追・再試験は、2025年12月14日に実施されました。本試験の日に受けられなかった人のための回ですが、問題は本試験と同じ形式で作られているので、過去問としては全員の練習に使えます。本試験とあわせると、令和7年度だけで 2 回分の練習ができます。
この回について公表されているのは問題と解答例までで、本試験のようなレベル別の「採点のポイント」資料はありません。評価の分かれ目は 令和7年度 本試験の解説 で説明しています。そこで説明した内容は、この回にもそのまま当てはまります。
この回の問題の全体像
| Part | 形式 | この回の場面 |
|---|---|---|
| Part A | 音読 2 問 準備 30 秒/録音 30 秒 | 留学生トムの紹介動画と、自分の町の紹介動画 |
| Part B | 会話 5 問 解答 各 15 秒以内 | 留学生のリックと、公園のスポーツイベントの手伝い |
| Part C | 4 コマのナレーション 準備 30 秒/解答 40 秒 | 先週末の動物園での出来事 |
| Part D | 意見発表 準備 60 秒/解答 40 秒 | 科学について学ぶ方法 |
Part A 音読
No.1 は、ニュージーランドから来た留学生トムを全校生徒に紹介する動画の原稿です。山登りが好きで、鳥にくわしい人物として紹介されます。No.2 は、自分たちの住んでいる町を海外の生徒に紹介する動画の原稿で、町の美術館が題材です。英文は公式 PDF で確認してください。
本試験の解説で見たとおり、Part A は「意味が伝わる音読」ができたかで 4 段階に評価されます。この回の英文で読みにくいのは、No.2 に出てくる関係代名詞を使った長めの文です。1 息で読もうとせず、意味の切れ目で間を取ってください。
- 固有名詞(New Zealand など)は、多少あやしい発音でも止まらないことが大切です。
- 長い文は、主語のかたまりと動詞のかたまりで区切ると読みやすくなります。
練習方法は Part A 対策ページ にまとめてあります。
Part B 会話
アメリカから来た留学生のリックと、近くの公園で開かれるスポーツイベントの手伝いをすることになり、イベントのウェブサイトを見ながら話す設定です。前半 2 問はウェブサイトの内容について(このイベントで何をしたいか、なぜそれを選んだか)、後半 2 問は自分自身について(いつ音楽を聞くか、去年の夏をどう過ごしたか)聞かれます。最後は「アメリカで最も有名な歌手」をリックに英語で質問します。
公式の解答例は、ここでも短い 1 文です。たとえば自分のことを聞かれた問題では I listen to music at night. のような答えが解答例になっています。中 1 で習う形の文で十分だということが、公式の解答例からわかります。
質問する問題の解答例は Who is the most famous singer in the U.S.? です。最上級(the most famous)を使った疑問文で、この回はやや難しめでした。
- 最上級の疑問文が作れなかった人は、まず Who is 〜? の型から練習しましょう。「最も有名な」が出てこなくても、Who is a famous singer in the U.S.? で質問は成立します。
- 「去年の夏をどう過ごしたか」のような過去の質問には、動詞を過去形にするだけの単純な文(I went to 〜. / I visited 〜.)で答えれば十分です。
くわしくは Part B 対策ページ へ。
Part C ナレーション
留学生のエディに「先週末の動物園での出来事」を説明します。イラストの上に表示される Last weekend から話し始めます。イラストの流れは、動物園でゾウの絵を描いていた → 男の子とお母さんが見に来た → 男の子に鉛筆と紙をあげた → 男の子もゾウの絵を描いた、というものでした。
この回の公式解答例は、そのまま型のお手本になっています。読み解くと、次の作りです。
- 4 コマを、ほぼ 1 コマ 1 文で説明しています。
- Then と So で、出来事の順番と「だから、こうなった」のつながりを作っています。本試験の採点ポイントで高く評価されていたのと同じ表現です。
- 動詞はすべて過去形です(went / was drawing / came / gave / drew)。
- gave や drew のような不規則な過去形がとっさに出ないときは、言えるほうの単語で文を作り直してかまいません。止まらないことが先です。
- 「あげた」が言えなければ I had a pencil. のように、自分が言える形に置きかえてもストーリーはつながります。
くわしくは Part C 対策ページ へ。
Part D 自分の意見を発表する問題
テーマは “How can people learn more about science?”(科学についてもっと学ぶには、どうすればよいですか)。画面には books(本)、events(イベント)、museums(博物館)の 3 つのヒントが表示されました。ヒントから 1 つ選んでも、自分の考えを述べてもかまいません。(出典:令和7年度 ESAT-J YEAR 3 問題と解答例、東京都教育委員会)
公式の解答例を、本試験の解説で説明した「積み上げの階段」に当てはめると、次のようになっています。
- 意見:本を読むことがよい方法だ、とヒントの books を選んで述べています。
- 理由:本にはたくさんの情報がある、と述べています。
- 例:For example, で始めて、動物・機械・地球について読める、と具体例を挙げています。
- 追加:Also, で始めて、科学の歴史も学べる、と情報を足しています。
意見 → 理由 → 例 → 追加、と 4 段積んだ解答例です。本試験のレベル別資料で上位に評価されていた作りと同じです。
- この 4 段は、papa-eigo が紹介している「意見 → 理由 → 例 → 締め」の型とそのまま重なります。→ Part D 対策ページ
- テーマの「科学」が難しく感じても、選ぶのはヒントの 1 語です。「本」を選べば、あとは本のよいところを言うだけなので、テーマの難しさに引きずられないでください。
- 令和7年度は、本試験が「町について学ぶ方法」、この回が「科学について学ぶ方法」でした。「〜について学ぶよい方法は?」という聞き方が 2 回続いています。この型で自分の答えを 1 つ作っておくと、次の年度の対策になります。
この回の練習に使えるアプリ
練習問題アプリでは、本番と同じ流れで Part A〜D を練習できます。
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このページは、東京都教育委員会が公開している令和7年度 ESAT-J YEAR 3 の公式資料をもとに作成しています。問題文の英文と音声・イラストは掲載していません。上のリンクから公式 PDF を開いて確認してください。